1日がこんなにも永いなんて
ああ、朝だ
そう起きた僕は思う
これから長い1日が始まる
目が覚めて仕事に行くまでの時間
時間にして1時間もないはずなのに
グダグダしているだけなのに
だらけていたら、いつの間にか時間が経っている筈なのに
まだ、15分しか経っていない
ふぅーっと次に一息つくと、顔を洗い、化粧水をつけて乳液をつけて、髪をセットして
服を着るのだけど
まだ5分しか経ってない
今を確かめる事が多くなると
時間をとても永く感じる
実際時間というのは皆に平等なはずなのに
それはそれは楽しい時間でさえも同様に永く
感じてしまう
そうして1日を過ごし
振り返る
ああ、長い永い1日だった
沢山のことを感じ、想い
考えを巡らせ
その時々の気持ち達を吟味する
歳を取ると時間が経つのを早く感じると
色んな先輩方がおっしゃるけれど
その実感をこの手にするのは
まだまだ先のようだ
ああ、明日また永くて濃い1日が始まる…。